優勝賞金約1,000万円!
昔はアメリカのトーナメントの詳細が、日本の雑誌等で頻繁に取り上げられてました。
90年代にはダイワが米国のバスプロをスポンサードして、『TEAM DAIWA』というチームをつくり日本につれてきてました。
ギドヒブトン、ラリーニクソン、リッククラン。アメリカのバスプロを多数の日本のアングラーがしってたほど。
しかし時代は変わりトーナメントに興味を失っていった昨今。それでもアメリカのトーナメントってどうなってるんだろうと気になり調べてみました。
日本人も意外と参戦しています。
B.A.S.Sトーナメントの歴史
米国のB.A.S.Sトーナメントについて簡単にご紹介します!
バスプロトーナメント設立
1967年にアラバマ州モンゴメリー出身のレイ・スコットが、バス・アングラーズ・スポーツマン・ソサエティ(B.A.S.S)を設立したことから始まります。
彼がオーナーとしてバスマスターを開催し、年に一度の大イベント「バスマスタークラッシック」時には、ウィルイン会場(計量会場)のアリーナ会場が観客で満杯になるほど。
また、その会場で司会者も兼ね、大会を大いに盛り上げていました。
●初めての大会
【参加者】106人
【参加料】100ドル
【優勝賞金】2,000ドル+メキシコ旅行。
1971年にはネバダ州レイクミードで最初のバスマスタークラシックを開催し、1976年にはウィルイン及び大会イベントは、大規模なアリーナで開催するようになりました。
今や50万人の会員を誇る組織となっています。
B.A.S.Sの買収&売却の歴史
●1986年
創設者レイ・スコットがB.A.S.Sを売却。
●2001年
米国のスポーツ専門放送局「ESPN」がB.A.S.Sを買収。ESPNでは元々B.A.S.Sのバスマスタークラシックおよびレギュラー大会等を放送していました。
●2010年後半
アラバマ州の実業家ドン・ローガン(バス釣り好きのタイム・ワーナー社長)とジム・コープランド(金融会社経営)、ESPNの釣り番組の司会としても有名なジェリー・マッキニスがファンドを結成しESPNから買収。
●2017年
アラバマ州にあるアンダーソンメディアが、BASSの過半数の株式を取得。
B.A.S.Sのメディア活動
●雑誌
バスマスターマガジンを発行
●テレビ放送
米国の4大ネットワークの一つ『FOX』で毎週放送
●メンバーシップ
1年間契約30ドル。会員になれば情報&バスマスターマガジンと50ドルの無料ギアが貰える。
バスマスターシリーズについて解説
B.A.S.Sのトーナメント&カテゴリーはいくつかあります。
▼主要カテゴリーは2つ+特別大会
【プロシリーズ】
●バスマスターエリート
約100名が9大会出場する最高峰のプロトーナメント。いわゆる一軍の試合です。
●バスマスターオープン
約200名が9大会出場するセミプロトーナメント。ココで上位9名以内に入賞すればエリートカテゴリーに昇格。いわゆる二軍の試合です。
【特別大会】
●バスマスタークラッシック
年1回開催の世界最高峰のバスフィッシング大会。精鋭55名が出場できます。エリートシリーズで優勝や上位に入った人、またオープンでも各試合の優勝者などが出場できます。
その他、大会学生対象の「バスマスターカレッジ」「バスマスターハイスクール」、カヤックの大会「バスマスターカヤック」、女性対象の「女子バスマスターツアー」などもあります。
バスマスターエリートシリーズ
優勝賞金約1,000万円!
1大会の賞金総額約2,500万円!
※1ドル100円換算。
バスマスターエリートシリーズはB.A.S.Sの最高カテゴリーの大会です。
レギュラーシーズン9大会。
賞金総額は11億円。
優勝賞金は約1千万円。
一つ下のカテゴリーの『バスマスターオープン』で上位9名に入賞した人が出場できます。
▼エリートシリーズのルール
- 【大会ルール】大会は4日間で約100名が参加。プラクティスは日〜火曜日の3日間。予選は木曜日・金曜日。上位50名が土曜日に出場し、日曜日は上位10名のプロによる最終決戦。
- 【競技時間】7:30〜15:30
- 【計量】1日5匹の総重量で争う(キーパーは30cm以上)
▼賞金総額&上位者特典
- 【賞金】
1位100,000ドル(1千万円)
2位35,000ドル(350万円)
3位30,000ドル(300万円)
※大会により上下する。 - 【賞金総額】
シリーズ1,100万ドル(11億3,000万円) - 【特典】
年間賞金ランキング44位以内にはいれば『バスマスタークラッシク』出場資格が貰える。
※1ドル100円換算。
バスマスターオープンシリーズ
優勝賞金約450万円!
1大会の賞金総額約2,500万円!
※1ドル100円換算。
バスマスターエリートシリーズに出場するために、セミプロやアマチュアアングラーが出場する大会です。
レギュラーシーズン9大会。
賞金総額は2億2,530万円。
優勝賞金は約450万円。
上位9名に入賞した人は最上位カテゴリーの『バスマスターエリートシリーズ』に出場できます。
▼オープンシリーズのルール
- 【大会ルール】大会は3日間で約200名が参加。プロとゲスト参加者がペアになって乗船し3大会出場する。予選は2日間で3日目の決勝は上位10名のプロで争う。公式プラクティスは5日前より。
- 【参加費】1,800ドル※800ドルはデポジット
- 【競技時間】7:30〜15:30
- 【計量】1日5匹の総重量で争う
▼賞金総額&上位者特典
- 【賞金】
1位45,000ドル(450万円)
2位21,500ドル(215万円)
3位14,000ドル(140万)
※大会参加人数により多少上下する。 - 【賞金総額】
シリーズ2,253,600ドル(2億2,530万円)
1大会250,400ドル(2,504万円) - 【年間成績第一位】
10,000ドル(100万円) - 【特典】
年間賞金ランキング上位9名の人がバスマスターエリートへの出場資格を得ることができる。各部門の上位25名は翌年も出場可能。
※1ドル100円換算。
【大会ルール】大会は2日間で1日2匹の総重量で争う。2日目の計量終了後に優勝と上位40名への賞金が出る。
【参加費】ゲスト参加者475ドル (200ドルはデポジット)
【賞金】優勝&上位40位までに賞金授与。ゲスト参加者は来シーズンのプロ部門への選択権。各部門の上位25名は翌年も出場可能。
歴代アングラー・オブ・ザ・イヤー受賞者
年間賞金ランキング1位の人をアングラー・オブ・ザ・イヤー(AYO)と呼びます。ということで歴代AOY複数受賞者のレジェンドバスプロを紹介!
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