日本屈指のデカバスハンターとして名を馳せる「奥村和正」さん。
そんな彼が作ったルアーメーカーこそが「deps」!
琵琶湖でものすごい数のビックバスを釣り上げる男がいると話題になり、1990年代から雑誌やメディア等に出演し、関西圏のアングラーには知られていた奥村さん。
そんな彼が満を持してデカバスを釣るためのルアー製作のために立ち上げたのが「デプス」!
その奥村和正さんが、どのようにしてデプスを立ち上げ人気ルアーメーカーにお仕上げたかを簡単にご紹介します。
奥村和正さんのプロフィール
モンスターバスハンター『奥村和正』誕生!
おじいさんは琵琶湖の漁師ということもあり、小さい頃から釣りにふれる。
小学生でライギョ釣りを始め、中学2年生になると当時人気だったバス釣りをするように。その時に苦労して釣ったバスの感動が忘れられず、そこからバス釣りにどんどん夢中になる。
その後社会人になり、バス釣りからの興味は離れていったが、ある時久しぶりにいった釣りでデカバスを釣り上げます。そこから再びバスフィッシングへの熱が再燃。
やがてデカバスを追い求め釣り上げていると、琵琶湖のボート屋の常連の人に50Upを沢山釣る人がいる噂になります。
それがきっかけで90年ぐらいには雑誌等のメディアに出演するようになり、関西地域でデカバスハンターとして知名度が上昇。
さらに奥村さんはデカバスを追い求めるためにオリジナルルアーを作り初めます。
それが現メーカー『deps』に繋がります。
deps誕生と飛躍のキッカケとは⁉
デカバスハンターとして有名になった奥村さんが、満を持して1996年にルアーメーカー『デプス』を立ち上げます。
その後どんどん有名になっていくのですが、そこには奇跡的な出会いやきっかけが。
スピナーベイト「Bカスタム」誕生!
まずデカバスをターゲットにした名作中の名作スピナーベイト「Bカスタム」を生み出します。
当時は常識破りの太いワイヤーとブレードの固定、トレーラーワームがズレない工夫など、斬新なデザインで1997年頃リリース。
奥村さんの知名度も手伝い、さらに意気投合して協力してくれた谷山商事の尽力も手伝って、徐々に関西で釣れると評判を呼び売れるように。
そしてこのBカスタムが一躍有名になる出来事が。
雑誌等でデカバスハンターの異名で呼ばれていた奥村さんと、当時バスプロ界で日本No.1だった今江克隆プロが出会います。
今江プロとの出会い!
初めは雑誌の企画で奥村さんと今江プロが同船するというもの。しかし今江プロは当時関西でデカバスハンターとして有名だった奥村さんを懐疑的に見てました。
ただ、いざ一緒に釣りをしてみると奥村さんがバンバン、デカバスを釣り上げるので、今江プロも「本物や!」と認めざるを終えませんでした。
そして、この今江プロが奥村さんを認めたことでデプスの運命は変わります。
今江プロがBカスタムで釣った記録級サイズで人気爆発!
1998年当時、日本全国でバスフィッシングブームが到来し、連日テレビ等でも頻繁に取り上げられていました。もちろんバスプロ大会規模も大きくなり、日本史上最高賞金額のJBスーパーバスクラシックが開催されます。
そこで優勝したのが今江克隆プロ。そして予選の琵琶湖で使っていたルアーが、まだ有名ではなかったデプスのBカスタムでした。
なんとBカスタムを使い、JB史上類をみない60UPのデカバスを釣り上げたのです。
これをきっかけにデプスは一躍人気メーカーに躍り出ます。
その後、今江プロはBカスタムのみならず、デカバスを獲る為のロッド「サイドワインダー」を褒め、デプスのルアーを愛用します。
その後、デプスはビックベイトブームにものり、様々な有名ルアー「デスアダー」「カバースキャット」「サカマタシャッド」「バズジェット」等を送り出し、今や関西圏のみならず全国で一躍人気メーカーになりました。
デプスの簡単年表
- 1996年/4月1日京都市で『deps』を創業
- 1997年/スピナーベイト『Bカスタム』発売。
- 1998年/JBスーパーバスクラシックで並木敏成がBカスタムを使い60upのバスを釣り上げ、一躍注目を浴びるルアーメーカーとなる。
- 2001年/ソフトベイトのスティックミノー『デスアダー』発売。
- 2013年3月/クランクベイト『EVOKE』発売。
- 2014年/ソフトベイトのスティックミノー『サカマタシャッド』発売。
- 2018年8月/ノーシンカーフォールベイト『カバースキャット』発売。
depsの名作ルアーの数々を紹介!
depsが生み出した名作ルアー紹介!
スピナーベイト「Bカスタム」
デプスを一躍有名にしたスピナーベイト「Bカスタム」!
- これがなければ今のデプスがないというほど、1997年に一番初めにリリースした自信のルアー。デカバスを釣るために生み出し、そして数々の実績を上げたスピナーベイト。
- 弱波動のベイトフィッシュを模したナチュラルな動きでバイトを誘発。アピール力をあえて抑え、クリアウォーター適応。
- 高い飛距離を実現、思い通りの場所に落とせるキャスタビリティー、耐久性などの絶妙なバランスはサーチルアーとしてもピカイチ。
スペック | |
定価 | 1,650〜1,980円 |
重量 | 3/8oz(10.6g)、1/2oz(14.1g)、5/8oz(17.7g)、3/4oz(21.2g)、1oz(28.3g) |
ブレード | シングル(ウィンフローorコロラド)、タンデム(ウィンフローorコロラド)、ダブルウィンフロー |
人気色 | ①ブルースモーク ②ライムチャート ③グリーンクリスタル |
カバースキャット
ストラクチャーに自信をもって送り込めるルアー!
- 対カバー攻略ために開発された『カバースキャット』
- カバーをすり抜け奥の奥までフォールさせ、油断してるバスに口を使わせる。ソルト含有量40%という超高比重マテリアルにより、ノーシンカーでも簡単につかえ、自然なフォールを演出。
- フックをつけてもフォール時の姿勢はなんと水平。アシ際や岩場、ブッシュの中などいままで狙うのに苦労し、諦めていた場所にも独特の形状でスルスル入り込み、根がかりもせずランガンできる。
スペック | |
定価 | 880円 |
サイズ | 4inch(5pac)#6/0・#7/0 3.5inch(6pac)#3/0~ 2.5inch(8pac)#1/0・#2/0 |
人気色 | ①グリーンパンプキン ②スカッパノン ③ブラック |
サカマタシャッド
見たことない姿は伊達ではない!
- 普通にフックをつけてただ巻きするだけで、凹凸の無いボディラインによりさもベイトフィッシュがやる、飛び上がるようなダートアクションを自然と再現。
- 使い方はソルトの含有量も多いので、高比重によりノーシンカーでも使用可能。スプリットショットで投げてロッドでトウィッチでもすれば、自然アクションとダートアクションが交差。
- 小魚がバスから逃げ惑うアクションを再現。バスの食い気スイッチを思わず入れてしまう恐ろしいスティックベイトルアー。
- ハイスピードで巻いてもOK。
スペック | |
定価 | 880円〜935円 |
サイズ | 7inch(6pac)#5/0・#6/0 6inch(6pac)#4/0 5inch(6pac)#3/0 4inch(8pac)#1/0 |
人気色 | ①パールホワイト ②シルバーシャッド |
デスアダー
数々のデカバスを釣り上げてきた実績!
- ビッグバスを釣ったことのないアングラーにも釣らせてきた、圧倒的な威力をもつソフトルアー。
- 水流をまとうボディー形状とスルリと伸びるテールがナチュラルな波動を生み出し、ビックバスが違和感なく捕食。
- 使用リグはノーシンカー、ジグヘッド、テキサスリグ、シグヘッドワッキー、ダウンショットなど、どんな使い方でも実績を上げてくれるソフトルアー。
スペック | |
定価 | 770円〜935円 |
サイズ | 8inch(4pac)#5/0~#7/0 6inch(6/pac)#3/0~#5/0 5inch(8/pac)#1/0~#3/0 4inch(8/pac)#1~#1/0 3inch(10/pac)#1~#2 |
人気色 | ①ウォーターメロン ②ウォーターメロンシード ③スモーク ④ブルーフレーク |
コメント