日本のパイオニア「並木敏成(54歳)」さん!
日本でプロトーナメント時代は圧倒的な成績で最多優勝6回、及び最多入賞(5位以内)回数を記録し、その後アメリカのプロトーナメントでも活躍。
その後自身の会社『O.S.P』を立ち上げるなど大活躍。
そんな並木敏成さんの経歴・年収・家族・ルアー会社・エピソードについて解説していきたいと思います。
並木敏成さんの経歴&トーナメント戦歴!
並木敏成さんの経歴とトーナメント戦歴について簡単にご紹介します!
バス釣りに目覚める少年〜青年時代
- 1966年10月17日に神奈川県藤沢市生まれ、その後東京都八王子市に転籍。現在54歳。
- 小学校3年の時に『釣りキチ三平』を読んだのをキッカケに釣りの世界にハマる。この頃に父親に鮒釣りにつれていってもらう。
- バス釣りを知ったのは小学校6年の時。ある日、工作クラブの友達がルアーを作ってきた。ルアーを知らなかった並木さんがなにそれ?と聞くと、友達は「これでブラックバスを釣るんだよ」と教えてくれた。
それで友達と一緒にバスフィッシングに行くように。ただ、高校に入るまではバス釣りに夢中になることはなかった。 - 1983年7月の高校2年生の時に初めのバスを釣る。
- 1985年3月に特に行きたい所がなかったのでとりあえず、自然や海が好きだからという理由で東京海洋大の水産学部資源増殖学科入学。
- 大学入学後にバス好きの先輩からルアーをもらい、本格的にバスフィッシングにのめり込む。この頃よりトーナメント進出。
ダイワへ就職&プロトーナメント参戦
- 1990年に大学卒業後にはダイワ精工株式会社に就職。商品企画部リール企画課配属。
- 1990年にJBのプロテストに合格。1991年にツアー本格参戦。
- 1992年にダイワ精工を退社。プロになるべくタクシー運転手で稼ぎながらトーナメント行脚。
- 1992年にJBジャパンプロシリーズで優勝3回をし、年間ランキング5位入賞。1994年JBバスアングラーオブザイヤー獲得!
アメリカのプロトーナメント参戦
- 1995年7月にアメリカに最高峰トーナメント「B.A.S.S」へ参戦。
- 1997年日本人初のアメリカのB.A.S.S.バスマスターズクラシックに出場
- 2000年にアメリカでのトーナメント活動を終了し帰国し、自身のルアーメーカー「O.S.P」を設立。
- 2003年にアメリカのトーナメントに再参戦。B.A.S.S.でなくFLWツアートーナメントに参戦する。
- 2005年にFLWツアートーナメント年間ランキング2位。2006年にFLWツアーを撤退。
- 2009年に釣りビジョンで番組「Osprey’s EYE」放映開始。
- 2017年11年ぶりのB.A.S.S.Openシリーズにエントリーし、ダグラスレイクで7位に入る。
- 2020年からYouTube「世界のT.ナミキ釣りベース」をスタート
主なトーナメント戦績
JBプロトーナメント時代は圧倒的な成績で最多の優勝6回数、及び最多入賞(5位以内)回数を記録。
- 1992年JBジャパンプロシリーズ5位。優勝3回
- 1993年JBジャパンプロシリーズ6位。
- 1994年JBジャパンプロシリーズ1位。
- 1995年7月B.A.S.S.TOP100シリーズで25位。日本人初のバスマスターズクラシック出場
- 1997年バスマスターズクラシック出場34位。
- 2005年FLWツアー参戦。年間ランキング2位獲得。第1戦レイクオキチョビ4位。第3戦ワチタリバー優勝。
並木敏成の面白エピソード集
並木敏成さんの釣り関係、自身のオリジナルメーカー『O.S.P』、アメリカのトーナメントなど、面白エピソード&興味深いエピソードを掘り下げて紹介します。
並木敏成さんの家族
1995年に一般人の6歳年下の由紀さんという女性と結婚。
その後離婚され、現在は再婚しているといわれています。
1995年当時、並木さんはアメリカのトーナメントに本格参戦。この時に奥さんが同行し、二人三脚で全米のツアーを回っていました。
お子さんは特に情報がなかったですが、お子さんのための釣り教室を開催してたりするので、子供好きなのは間違いありません。
アメリカトーナメントに進出
アメリカのトーナメントに参加した理由は単純なもの。
色んなルアーで色んなフィールドで釣りをしてみたかった。日本のトーナメントで実績をあげたので、単純にアメリカでやりたかった。
アメリカのほうがフィールドの数と規模、ライバル選手の数、フィネスだけでないパワー系釣りなどレベルはずっと上だと思っていたので、本場で勝負したいと思った。
並木さんのバス釣り&釣り関係エピソード集
並木さんが小さい頃から釣りに親しんでいました。釣りのきっかけは小学校3年の時に『釣りキチ三平』を読んだこと。
- 釣りキチ三平を読んで釣りにハマった並木さんは、のちに作者の矢口先生と、雑誌の企画で何度か対談したことがある。
- 中・高校時代のホームグラウンドは津久井湖。家から自転車で10kmと近かったから。逆に相模湖は20km以上あり、チャリンコで行くのは厳しかった。
- 中学の頃は江ノ島など海釣りに行くために、50km以上をチャリンコで走破。なんと100km以上離れた伊豆までいったことがある。主にサビキなどでアジなどを釣っていた。
- スピナーベイトに衝撃を受けた。ミノーで釣れるのはわかるが、こんなので釣れるのかと。ただ、話を聞くと引っかからないよう針が上向きに付いてるや、色んな工夫が合理的に関心した。そこからるルアーの構造により興味が湧くように。
- バスフィッシングにのめりこんだのは他の釣りより考えること、試行錯誤することが多かったから。リグ、ルアー、ポイント、時間帯など。そこが夢中にさせた。
- 若い頃は村田基さんの開催していた水郷トーナメントにも出場していた。元々ショートピッチのキャスティングが強烈にうまかった並木さんだったが、ロングキャストの正確性が低かったので、村田さんがアドバイスしたそう。
O.S.Pの誕生のキッカケ
自身のオリジナルルアーメーカーの『O.S.P』を作ったのは、理由は3つあると言っています。ちなみにルアー開発は長いものでは、5年ほどかかるものもあるそうです。
①自分の使いたいルアーを作るため
自分の使いたいものが単純になかった。それといまお気に入りのルアーもこうすればもっと良くなるなど日々考えるようになった。
自分のプロデュースルアーという形でスポンサーがいて作り出せなるような状況ではなかったので、自分でやろうと考えた。
②自身のマネージメント組織を作るため
バスプロでの収入や経費関係、マネージメント、スケジュール管理など、どちらにしても組織としてできるフォーマットを作りたかった。
アメリカのツアーに参加もするなど、フリーで自分自身でマネージメントをやっていたけど、忙しくて大変だったから。
③将来の不安と安定した収入の確保
スポンサーからの契約金があり収入も安定していたが、いつ契約を契約を切られるか、怪我などして収入源が絶たれるかわからないので、そういったことに左右されずに毎年安定して収入はいる仕組みを作りたかった。
YouTubeを初めたキッカケ
2020年スタートした『世界のT.ナミキ釣りベース』
現在500万再生。チャンネル登録者数は現在約4万人
YouTubeを初めた理由は釣りの最新情報発信をしたいから。雑誌等は有益だが月1回の発行だと、既に読む頃にはポイントや季節、適合ルアーが古くなっている。
YouTubeならリアルタイムに近い形で情報を発信できるから。
並木さんの代名詞マシンガンキャスト
とにかく正確性・ルアーのスピード・高さなど、色んなキャストで目的の場所にルアーを正確に送り込む。
ロールピッチは特に凄い!
そのマシンガンキャストのレクチャー動画が上がっていたのでご紹介します。
並木敏成さん年収について
年収予想『6,000万円以上』
あくまで予想の範囲になってしまいますので、真剣にみずに野次馬根性でみてください。。。
下記になんとなく思い当たる収入源を書いてみました。
自身の経営するルアーメーカー
2000年よりルアーメーカーの『O.S.P』を創業&経営。
従業員は約13人ほどで製品の人気も高く、品切れが続出するほど。HPも商品群もかなり充実しています。
さらにスポンサードしているプロスタッフは約50人もいるほど。契約料が発生してるのか、道具の提供のみかわかりませんが、それにしても凄い多い。つまりそれを抱えられるだけの売上はあるということ。
ルアーメーカーということも鑑みて、売上高7億で社長の年収4,000万円でいいかなと。
ちなみに同業メーカーの売上
・ジャッカル42億円(2021年度)
・ティムコ10億円(2021年度)
・DUO20億円(2020年度)
・メガバス売上13.4億円(2015年度)
スポンサー契約金&ロイヤリティ
●スポンサーは全部で9社
•O.S.P.(自身のメーカー)
•ダイワ(総合釣具メーカー)
•サンライン(ラインメーカー)
•ハヤブサ(フックメーカー)
•PRO TRICK(CASIOの時計)
•ガーミン(魚探)
•DIGITAL STRUCTURE(ボート機器)
•富士工業(ロッドガイド)
•レンジャーボート(ハートマン)
ダイワは大学卒業後2年ほど働いていた。STEEZ等を2006年の発足時からプロデュース。ダイワのバス専用ロッド&リールシリーズとなっています。
現在プロデュース商品は「ハヤブサ公式のオフセットフックとジグヘッド等」「マシンガンキャスト名義のライン」
契約内容によりますが、普通に考えればプロデュースルアーのロイヤリティも貰ます。
おそらく、少なく見積もって年間2,000万円(ロイヤリティ含め)は貰えるのではないでしょうか。
メディア・雑誌・YouTube出演等
YouTubeチャンネルは再生数もまだ少ないのと、雑誌とテレビなどのメディア関係、イベント関係の収入は年間200万ほどと予想。
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