自称世界一忙しい釣具屋の親父こと村田基さん!
シマノの最高機種のリール「ステラ」やロッド「ワールドシャウラ」を開発協力。
釣具メーカーデュオやラパラなどがスポンサー(お金はもらってない)を務め、グランダー武蔵という大ヒット漫画やアニメを生み出した、釣り界一の先駆者的存在で有名人。
通称釣り界の「王様」!
私ももちろん、特に1990年〜2000年中盤にかけて釣りを始めようと思ったアングラーは、村田さんをテレビで見て釣りに興味をいだき、どっぷりハマっていった世代だと思います。
過大評価ではなく、バスフィッシングのみならず、管理釣り場の発展にこの人ほど貢献した人はいないと思われる人物。
そんな村田さんが1984年に生み出した自身のルアーメーカーこそ「ウォーターランド」です。
そのウォーターランドの歴史を簡単に解説していきたいと思います。
村田基さんのプロフィール!
1958年1月14日に神奈川県川崎市に生まれた村田基さん。現在64歳。初めてブラックバスを釣ったのは小学校の時。山梨県の西湖に父親と一緒に釣りに行った時のことでした。
その後釣りに目覚め、1978年に雑誌『つり人』などで記事をかき、1982年には『とびだせ!つり仲間』でテレビデビュー。
1984年には自身のブランドルアーメーカー「ウォーターランドインターナショナル」を創業し、1985年にシマノとスポンサー契約。
1990年以降はバスフィッシングのメディアプロとして大活躍し、漫画原作のアニメ『グランダー武蔵』に登場&監修したことで、子供達にもその人気が広がる。
現在も釣り系メディア、YouTube、釣具屋潮来つり具センターの店長、シマノのアドバイザーなど、その影響力は衰えていない、釣り業界のレジェンド中のレジェンド。
釣り具メーカー『ウォーターランド(Water Land)』設立!
『ウォーターランド』の名前由来とは?
茨城県潮来市に釣具店「潮来つり具センター」を構え、そこを本拠地として活動した村田さん。
古くからそこの地域を「水郷」とよんでいたことから、ルアーメーカーの名前をつける時に英語にして「ウォーターランド(水郷)」としました。
ちなみに村田さんは、80年代に水郷オープンというバスの大会を主催していました。
『ウォーターランド』の誕生理由とは?
村田さんが20歳の頃はハンドメイドミノーを使っていたそう。
そのミノーを作っていたのが「ナベミノー」「ムラセミノー」「ハンクル」「Koyルアー」「ウッドベイト」という通称ハンドメイド作家の5人衆。
このルアーを使うと同時に、村田さんもこの5人衆と交流し、一緒に釣りに出かけてました。
もちろん村田さんもハンドメイドルアーの製作に挑戦したそう。しかし、エアーブラシで色を塗るのがどうもうまくできない。つまり下手なのだ。
そこでアイデアがあるけど、自分で作るのが下手ということなら、だれかに作らせればいいと発想を転換し、ルアーメーカーを作ったというお話。
つまり村田さんがもっと器用なら『ウォーターランド』は生まれていなかった⁉
ま、多分生まれていたと思います。
『ウォーターランド』の製品は全て伝説級!
自分ではウォーターランドはあまり売れないと謙遜していますが、数々の名作大ヒットルアーを発売。
ウォーターランド、強いては村田基が生み出してその後に後につづくメーカーが殺到したような、業界の試金石となったようなルアーが盛りだくさん!
ちなみにグランダー武蔵のルアーはバンダイさんからの発売です。
ウォーターランドは人気がない?儲かってない⁉
村田さんいわくウォーターランドは貧乏メーカー!
だからフィッシングショーにも出なくなりました。また出てほしいというファンからのお願いに、村田さんは言いました。
「皆さんのお近くの釣具店にウォーターランド製品おいてますか?おいてないでしょ。つまり儲かってないだよね〜」
リールを作らないんですかの質問に
「リールを作れるのはDAIWAやSHIMANOだけ。うちみたいな小さいメーカーは、金がかかりすぎて無理だよ」
実際に村田さんはSHIMANOの最高機種の『STELLA』の開発協力をしています。
ちなみに使ってくれれば評価が高いのに、中々釣り具店がおいてくれないと冗談交じりに嘆いてますが、DAIWA系列の小売店「キャスティング」、上州屋さんはよく扱ってくれてるとのこと。
ウォーターランドの簡単年表!
- 1989年伝説のルアー「ウォーターソニック」発売
- 1994年トップウォーター「スプラッシュサンダー&テクノジャーク」発売
- 1997年トップウォーター「レッドアイポップ」発売。
- 1999年数百万個売ったルアー「アーマードスイマー」発売。
- 2006年管釣り用スプーン「ディープカッパー」「アルミん」「レンゲ」等を続々発売。
- 2013年泳ぐシンキングミノーの異名をもつ「ジャークソニック」発売。
ウォーターランドの名作ルアーを紹介!
ウォーターランドは目立たないメーカーですが、とにかくバス釣り界を席巻した超特大ヒットルアーが目白押し!
そんな懐かしい名作ルアーから、業界の最先端をいくルアーをご紹介します!
ウォーターランドが生み出した名作ルアー紹介!
【メタルバイブ系】ウォーターソニック
数々のデカバスを釣り上げてきた実績!
1989年誕生!これぞ日本を代表するルアー!発売後、既に100万個以上を売ったメタルバイブの元祖。
90年代からバス釣りをやってる人なら一度はみたことがある&使ったことがあるルアーこそ「ウォーターソニック」。
抜群の飛距離にナチュラルアクション&独特な波動で初心者でも投げればつれた。
素材の事情で作れなかったが人気の94・95年モデルが今復活。もちろんバスから海までいけちゃう万能ルアー!
●1,650円 ●21g(64mm)
【テールスピン系】スピンソニック
元祖テールスピン系ルアー!
現在テールスピン系のルアーは数ある。その元祖ともいうべき存在が「スピンソニック」。
初めはウォーターソニックの弟分として登場しましたが、あまりの釣果にテールスピン系のルアーが各社からでる試金石となった存在。
二枚のダブルブレードによりバスに猛烈アピールし、驚異的な釣果を叩き出した爆釣ルアー!
擦れたバスにはもちろん、海でのライトゲームのターゲットまで、あらゆる魚を夢中にしてしまう。
【ダブルスピン】
●935円
●6.5g(35mm)|10g(40mm)|14g(45mm)|18g(55mm)
【シングルスピン】
●1,540円
●22g(55mm)|30g(65mm)
【ミノー】ジャークソニック
革新!泳ぐヘビーウェイトミノー!
ヘビーシンキングミノーは有効なルアーというのは間違いない。ただ、デメリットがあった。それはリトリーブスピードが遅いと、あまり泳いでくれない。
そこを改良してリトリーブが遅くても泳ぐようにしたのが「ジャークソニック」。
トゥイッチやジャーキングでも素晴らしい動きを見せてくれ、かっとびの村田基らしく遠投も容易。
ヘビーウエイトにより本流や湖にいるネイティブトラウトからバス、そして深いレンジにいる海のターゲットにも手軽にミノーを送り込めれる万能ミノー。
村田さんがテストのために北海道や海外釣行で、約90日間も費やしたほど自身のルアー!
●ジャークソニックは6サイズで全てシンキング。※110Sのみフローティング
【55】1,650円|5.5g|55mm
【65】1,650円|7.5g|65mm
【90】1,870円|12.5g|90mm
【110F】1,980円|12g|110mm
【110S】1,980円|15.5g|110mm
【130】1,980円|25g|130mm
【スイマーヘッド系】アーマードスイマー
ロクマル伝説を作った数百万個売ったルアー!
1998年に池原ダムで村田さんが作った伝説「ロクマル伝説」。日本では釣れないと言われていた、60upのバスをテレビ番組内で釣ったことにより、ロクマル伝説が始まりました。
その伝説を作り上げたルアーこそ「アーマードスイマー(現在はエンジェルスイマー)」!
開発のキッカケは村田さんが好きだったルアーの中にスイマーヘッドがありました。この「スイマーヘッド」というカテゴリーの中で、もっと良いルアーにできないかと試行錯誤し作ったのがアーマードスイマーでした。
使い方は自由自在。時にはバスベイトやスピナーベイト、時にはミノー、トレーラーにワームをつけて泳がせればボトムを簡単にドッグ&ウォーキング。
一度騙されたと思って使ってみるべし!
現在発売されているのは名前を変えてエンジェルスイマーになりました。
●1,280円
●10g|15g|30g
【スプーン】アルミん
軽くて大きいスプーン!
魚がもっとも好むと言われるローリングアクションをしながら、アルミの軽さを活かし、超ゆっくり引いてもレンジをキープしてリトリーブできる「アルミん」。
どのレンジもおもうがままなので、狙っている大物トラウトの居場所にも送り込むことができるスグレモノ。
●450〜950円
●27mm 1.2g|31.8mm 1.6g|37.5mm 2.5g|44mm 3.4g|52mm 4.3g|52mm 5g
【スプーン】ディープカッパー
ディープレンジ専用スローローリングスプーン!
エリアトラウトやネイティブトラウトの大物が潜むディープエリア。そこを狙うために生み出したのが「ディープカッパー」。
スローリトリーブでボトムをしつこいほど攻めれられる。もちろん中層にも対応。
中々、中層を随時キープ攻めできるスプーンがないとお悩みのあなたにはピッタリ。
漁師が魚を釣る疑似餌の動きがウォブリングではなくローリングだったという観点から、ローリングアクションに徹したルアー。
●605円
●2.5g 27mm|3.5g 31.8mm|4.5g 32mm|5.0g 37.5mm
元祖ラバーネット
魚を傷づけなず匂いもつかない!
管理釣り場で釣り上げた魚を傷つけないために作ったネットがシリコンラバーネット(ゴム製)。
スライド収納型で仕舞寸74cmという使いやすさも素晴らしい。しかもラバーなので魚のヌメリや臭いがつかないので快適につかえ、気兼ねなく車に収納できます。
メーターすっぽりネット(80〜1mOK)はシーバスにも対応できる大きさ。
【ナナマルすっぽりネット(460g)】
定価/4,500円
サイズ/全長111cm(仕舞寸法74cm )
ネット/54cm ×41cm
カラー4色
【メーターすっぽりネット(1050g)】
定価/8,400円
サイズ/全長180cm(仕舞寸法113cm )
ネット/68cm ×57cm
カラー4色
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