ピュア・フィッシング・ジャパン株式会社の日本での撤退報道について
2021年に日本でも有名な「アブ・ガルシア」や「ガルプ」などのブランドを有する『ピュア・フィッシング・ジャパン』が、バスプロ業界から撤退の方向だというnewsが流れました。
契約していたバスプロともどんどん契約を切り、協賛していた日本のバスプロのトーナメント『JB・NBC』からも撤退。
これは決定事項で、色々な情報が錯綜しています。
ということで調べた範囲ですがどんな話しなのか紹介いいたします。
ピュア・フィッシングってどんな会社⁉
ピュア・フィッシング・ジャパンはピュア・フィッシングの日本支社。
ピュア・フィッシングの本社はアメリカにあり、売上高約600億円の総合釣り具メーカー。
名だたるブランドを保有しているグループなので当たり前。
例えば、リールのアンバサダーで有名な『アブ・ガルシア』、くっさいワームの代名詞ガルプでおなじみ『バークレイ』、リールの『ペン』、英国の名門フライフィッシングメーカー『HARDY』など。
ちなみに2018年にピュアフィッシングの親会社が、売却額1500億円で『シカモールパートナーズ』というファンド会社に売却しました。
スポンサー契約を解除したバスプロ
JB/NBCトーナメントへの協賛を終了
▼2021年12月末(HP)
これによりバスプロトーナメントにおいて、ピュアフィッシング商品を使用してもいいが、ブランドのついたロゴマーク等はテーピング等で隠して、出場しなければならなくなりました。
このニュースをみて、初めて協賛してないメーカーはJBトーナメントにロゴ等が表示できないと知りました。
つまりバスプロ個人のスポンサーに付いてるだけでも、JB等にスポンサー料を払わなければ結局トーナメント内では宣伝できないので、事実上JB等にスポンサー料を払わならないということです。
今江克隆のスポンサード終了
▼2021年12月31日(HP)
2021年11月6日にピュアフィッシングから手紙がきて、そこに2021年12月31日付で契約終了と書いてあったそう。
今江さんいわく、創業者のトム・べデルが高齢のため、投資会社を売却したころから、少しずつ利益優先の会社に変化したことは感じていたとのこと。
ちなみに創業者のトムは根っからの釣り好き。
今江さんいわく『日本は異常に精密で要求が厳しく、コストも掛かるのにオーダー数は少ない』という特徴があるので、日本での商売の旨味がほとんどない。
結局2021年に日本支社長も交替し、方針が抜本的に変わったのが原因ではと話しています。
ちなみに噂は聞いていたので、アブの担当社員を通して、『契約金ゼロ、リールの無償提供無しでもかまわないので、ABUに残らせてほしいと訴えた』が、叶わなかったそう。
ちなみにアブがスポンサーだから使ってるのではないので、これからも使っていく方針。
なぜ日本のバスプロ市場から徹底するのか
なぜ撤退するのかは2021年2月16日に新しく社長になった吉川ショウさんの方針。
といったことで、ピュアフィッシングの方針としては、淡水系のバス業界からはおおよそ撤退方向ということです。
もちろん商品は販売し続けますし、ソルトで強いバークレーの『ガルプ』も力を入れてくとのこと。
ま、正直昔はアンバサダーなどアブは一定の地位を築いてましたが、シマノ・ダイワに完全に勝てる見込みもなくなりましたししょうがないのかなと。
吉川ショウさんの経歴
大学卒業後にマーケティング部門一筋の方で、大学卒業後→シーブリーズで有名な大手医療品会社→ウォルトディズニー→ナイキ→エレクトロニック・アーツ(世界にゲームソフト会社)→WPPグループ(世界の大手広告代理店)→GoPro日本支社長を歴任
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