日本でもアメリカでも若手No.1のバストーナメンター『伊藤巧』(36歳)!
日本で活躍後、小さい頃から憧れのアメリカの最高峰バストーナメント「B.A.S.S.」に参戦し、わずか3年目にしてELITEシリーズで優勝。さらに伝統のバスマスタークラシックに出場した伊藤巧。
若い頃からテレビ・雑誌等のメディアで活躍した伊藤巧さんの経歴・年収・家族・エピソードについて解説していきたいと思います。
伊藤巧さんのプロフィール!
伊藤巧さんのバスプロになるまでの経歴とトーナメント参戦記録、ご家族について簡単にご紹介します!
伊藤巧さんの主な経歴!
巧さんがバス釣りをするキッカケやバスプロになるまでを紹介します。
▼誕生〜就職まで。バス釣りに夢中になる!
- 1986年3月29日千葉県柏市で生まれる。現在36歳。小さい頃より釣りに触れ、いつかアメリカでバスプロになりたいと思ってた。
- バス釣りが好きになったキッカケはなんと「ゲーム」から。ゲームから入りやがて実際釣りをするようになり、とにかくバス釣り漬けの毎日になる。
- 千葉県立柏西高等学校卒業後、麗澤大学に進学。将来アメリカで活躍するバスプロに行くことを考え、大学は留学生の多い環境で語学や経済を学ぶ。
- 2008年大学卒業後は釣り具メーカー「マルキュー(ノリーズ)」に勤務。併用して雑誌やメディアにプロとして出演。バスプロを目指し国内トーナメントにも参戦し始める。
▼日本のバスプロツアーに本格参戦!
- 2011年H-1グランプリで年間優勝。
- 2013年11月に結婚。息子が一人いる。
- 2015年利根川のトーナメント「TBC」で年間優勝。
- 2016年のインタビューでは既にアメリカで活躍するのが夢と語っていた。
- 2018年Basser Allstar Classicに初出場。
▼アメリカのバスマスタープロツアーに参戦!
- 2019年Bassmasterに本格参戦。まずプロ登竜門のBassmaster Open seriesに参戦。トリード・ベンド湖で2位入賞し、参戦1年目にして年間ランキング4位でエリートシリーズへ昇格。
- 2020年Bassmasterの最上位クラスのElite seriesへ昇格し転戦。年間ランキング23位。バスマスタークラシック出場権獲得。
- 2021年Elite seriesのセントローレンスリバーで優勝。年間ランキング16位。
- 2022年Elite seriesのオアヘ湖戦で3位入賞。年間ランキング13位。
主なトーナメント戦歴
- 2015年H-1グランプリAOY(日本)
- 2016年TBCトーナメントAOY(日本)
- 2018年TBCトーナメント第5戦優勝・TBCクラシック優勝(日本)
- 2019年Bassmaster Open series参戦。トリード・ベンド湖戦2位入賞。年間ランキング4位
- 2020年Bassmaster Elite series参戦。セントローレンスリバー戦6位入賞。年間ランキング23位
- 2021年Bassmaster Elite series参戦。セントローレンスリバー戦優勝。年間ランキング16位。
- 2022年バスマスタークラシックのオアヘ湖戦3位。
- 2021年Bassmaster Elite series参戦。年間ランキング13位。
伊藤巧さんの家族(嫁&子供)!
2013年11月に一般人の方と結婚。
名前は「ちえ」さん。そして息子さんが一人。長男のたけるくんがいます。
伊藤巧の面白・びっくりエピソード集
バスフィッシングへの目覚めはゲーム⁉
父親が釣りが好きで小学1年生頃から釣りに触れる。この時はもっぱらエサ釣り。
バス釣りをしりハマったキッカケはなんとスーファミのゲーム『スーパーブラックバス2』。
そのゲームはアメリカが舞台。当時はラリーニクソンなどの有名バスプロのゲームもあるほど、世間は第三次バス釣りブームの真っ最中。
このゲームがキッカケでバス釣りを初め、アメリカにいきたとまで思わせたと語ってます。
就職は釣具メーカー「マルキュー」
伊藤巧さんはサラリーマン経験があります。元マルキュー社員。
マルキューは釣り餌メーカーですが、1993年よりエコギアブランド名で、バス用に餌で培った技術を活かし匂い付ソフトベイト系のワームを数々発売してました。
しかもティファ社より田辺哲男ブランドのノリーズを販売。マルキューに就職しましたが、おそらくエコギア系の仕事についていたのかなと思います。
それと師匠の田辺哲男さんと知り合ったのもこのあたりかなかなと。
トーナメントで優勝して賞品はアメリカ旅行
マルキュー社員として働きながら、休みの日は利根川のローカル大会TBCやH1グランプリに出場。
2011年にHIグランプリの年間チャンピオンになり、賞品は3泊5日のアメリカ旅行。
初めての渡米でアメリカでバスプロとして戦いたいと、さらに意識するキッカケとなった。その後32歳でアメリカ参戦が実現。
好きなフィールド
ホームは利根川。
長年の経験則から水門が開く閉じるや川でありながら潮の流れを読み、バスのいる場所を的確につかみバスをキャッチする。
ただ得意&好きなフィールドは日本では亀山ダム。アメリカではB.A.S.S.セントラルオープン第二戦でも使われたアラバマ州のスミスレイク。
車を燃えて炎上!
2013年の利根川のバストーナメント「TBC」参戦するため、前日プラクティスをしてた所、なんとリンカーン車内に置いといたボート用バッテリーと携行缶が接触して爆発。
エンジン、電装系は大丈夫でしたが、タックルやルアー、服などが焼けて使えなくなりました。
師弟関係
田辺哲男さんとはおそらく伊藤巧さんがエコギア社員だった頃からのお付き合い。様々なことを教わり、田辺哲男ブランドの「ノリーズ」も現在、巧さんのスポンサーの一つ。
一緒にYouTubeを初めたり、シマノの製品動画で共演したりと現在にいたるまで何十年に渡る師弟関係が続いてます。
田辺哲男さんは日本人で初めてアメリカのバストーナメント「B.A.S.S.」の大会で優勝した人物。その人と知り合い師匠として関係を築けたのは運命かもしれません。
伊藤巧の優勝メソッドアイテム『タクミ漬け』
伊藤巧さんの優勝メソッドアイテムとして有名な『タクミ漬け』。いわゆるワームを集魚液に漬けて使うやり方。なんと川村光大郎さんや青木大介さんも愛用だそう!
●用意するもの
・エコギアアクアストッカー(ケース)
・バイトバスリキッドエビ(集魚液)
・バイトパウダーエビ(集魚粉)
●作り方
液漏れの少ない専用ケース『エコギアアクアストッカー』にワームを癖がつかないようにまっすぐいれる。そこに集魚液『バイトバスリキッドエビ』をワームが全部隠れるようになるまでいれ、漬けた日付を書く。
そして漬けたワームを使う分だけタックルボックスに移し、そこに集魚粉の『バイトパウダーエビ』をふりかけ、ケースを閉じてシャカシャカする。これにより液から取り出したワームのヌルヌル状態も解消され、針も漬けやすい。
長いやつは1年漬け、ゲーリーヤマモトのワームは2週間でOK。
そもそもなぜ漬けるのかですが、ワームには気泡の隙間がありそこから液が吸収されるという。ちなみに車内に置いとくなど寒暖差が激しいほうが収縮があってより浸透するという。
▼巧漬けの必須アイテム |
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伊藤巧さんの米国バスプロトーナメント戦歴
エリートシリーズは優勝賞金平均$100,000以上。
1ドル130円換算なら1,300万円。
2019年B.A.S.S.に本格参戦した伊藤巧さん。
まずプロ登竜門の「Bassmaster Open series」に参戦。なんとトリード・ベンド湖戦で2位入賞し、参戦1年目にして年間ランキング4位で上位カテゴリー「Elite series」へ昇格。
いわゆるアメリカのバスプロトーナメントのBassmasterには「Open series」と「Elite series」があります。野球で例えると「Open series」がマイナーリーグ、「Elite series」がメジャーというような形。
そこで輝かしい成績をおさめました。
▼主要戦績一覧
- 【Open series】2019年はトレドベンド2位、スミス湖8位、グランド湖10位。年間ランキング4位。
- 【Elite series】2020年はセントローレンスリバー6位、チャームプレイン10位、セントクリア湖10位。年間ランキング23位。バスマスタークラシック出場権獲得。
- 【Elite series】2021年はセントローレンスリバー優勝、サビンリバー3位、レイクフォーク7位。年間ランキング16位。バスマスタークラシックは7位。
- 【Elite series】2022年はオアヘ湖3位、セントジョンズリバー11位。年間ランキング13位。
▼総合累計参戦成績
・出場大会34回出場&賞金獲得31回
・バスマスタークラシック出場回数2回
・優勝1回・2位1回・3位2回
・Top10入賞11回
・累計獲得賞金$417,233
伊藤巧さん年収について
年収予想『4千万円以上』
あくまで予想の範囲になってしまいますので、真剣にみずに野次馬根性でみてください。。。
▼トーナメント賞金額
年間1,500万〜2,500万
▼スポンサー契約金&ロイヤリティ
スポンサーは全部で20社。ただ全てお金を貰えるわけではなく、道具提供が主体の場合もあります。おそらくボートは道具提供のみ。リール系などの高額用品も道具提供+少額の契約金。
また契約の内容によりますが、プロデュースルアーの売上に対するロイヤリティも貰ます。
おそらく少なく見積もって1社100〜200万円としても年間2000万〜4000万円(ロイヤリティ含め)は貰えるのではないでしょうか。
▼メディア・雑誌・YouTube出演等
こちらはあまり期待できません。おそらく年間100万円ほど。
伊藤巧のスポンサー
伊藤巧さんはスポンサーの数がものすごいです。
なんと全部で20社!
2023年には国際的な物流会社「DHL」が新スポンサーになりました。日本で言うクロネコヤマトや佐川急便のような会社。日本でも時々みます。
スポンサーさんから用具提供や契約金、プロデュースタックルのロイヤリティ等をもらってると思います。
ということで巧さんのタックルはロッドはノリーズ、リールはシマノ、ラインはシガー、フックはリョーギ、ルアーはノリーズ。
ボートはSKEETERにヤマハエンジンとなってます。
シマノ(総合釣具メーカー)
ヤマハ(ボートエンジン)
FLEX(中古車店)
フジ工業(ロッドのガイド)
Glitch Oil(潤滑油)
ルアー&ボート ミシマ(ECサイト)
モーターガイド(エレキモーター)
ノリーズ(釣具メーカー)
麗澤大学(出身大学)
RYUGI(針メーカー)
Seaguar(ラインのメーカー)
TechStard(伊藤巧のアパレル)
Sight Master(偏光グラス)
DHL(国際的物流会社)
SKEETER(ボート)
Boat Logix(魚探マウント機器類)
コロンビアスポーツ(アパレル)
FAT BASS(釣具ECサイト)
Lithium Pros(バッテリーメーカー)
Sonar Pros(魚探販売)
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