2011年に設立したオカッパリ特化型の人気ルアーメーカー『レイドジャパン』
大人気釣具メーカーの社長といえば金森隆志!
2000年に釣り歴4年という最短距離で、大人気釣具メーカーのメガバスとスポンサー契約をつかんだ金森隆志(現在41歳)さん。
色んなバスプロが自身のメーカーを起こしたりしてますが、やっぱりバスプロはボートでの釣りが主で、トーナメントで自身が勝てるルアーを作る傾向。
ただ、オカッパリを主として活動する金森さんが作るのは、オカッパリで釣れるルアーを開発するためのメーカーとしてレイドジャパンを立ち上げました。
そのレイドジャパンの歴史と人気ルアーを簡単に解説していきたいと思います。
金森隆志さんのプロフィール!
高校卒業後に仕事につくも2ヶ月ほどでやめてしまい、神戸に住む友達の所に押しかけて居候する。あまりに暇で友達の家にあるビデオを見る。
そこには並木敏成さんの情熱大陸の映像が。それまでダサいとさえ思っていた釣りのカッコよさに衝撃をうけ、バスプロになることを決意。
ただ、バスプロになるには大会に出場するなど金がかかることをしり、目指す先をメディアプロに方向転換。
19歳で釣具屋に就職し、雑誌デビュー。24歳でメガバスと契約し、自分の開発したルアーも発売。その後、2011年に自身の釣具メーカー『RAIDJAPAN』を創業。
釣り具メーカー『レイドジャパン(RAID JAPAN)』設立!
2011年に満を持して立ち上げた『RAID JAPAN』。なぜスポンサーが沢山付き、順風満帆だった金森さんが会社設立までいったのか。
その理由や考え、メンバーや特徴などを紹介します。
『RAID JAPAN』の設立理由とは?
意外な理由!「将来の不安」から釣具メーカー立ち上げる!
金森さんはバスプロとして20年の歳月を経て、自信の釣具メーカー「RAID JAPAN」を立ち上げました。
理由は単純!
ずっと仕事としてバス釣りに関わっていたいけど、今の状態では不安。。。
知名度も人気も獲得し、オカッパリアングラーの人気も得ていた金森さんですが、意外にも将来が不安だったといいます。
それまではスポンサー会社よりプロデュースという形で製品を世に送り出していたカナモさんですが、将来家庭を築き守るものができた時や、事故等で仕事ができなくなった場合など、ある意味不安定な状態では将来不安。
ということで、一生バスフィッシングに関わっていきたいなら、いっそのこと自身のコントロールがきく釣具メーカーを立ち上げたほうがいいと感じ、2011年に会社を立ち上げました。
立ち上げメンバーは金森隆志とその友人の岡友成。
『RAID JAPAN』のメンバー・開発体制・特徴とは⁉
レイドジャパンはどんな会社なのか、具体的に解説していきます。
▼『RAID JAPAN』の体制
代表取締役社長は金森隆志・No.2は本部長の岡友成
部署は開発・営業・映像・デザイン部門があります。YouTube等の編集は映像部が行い、社内デザイン部がウェブやロゴや商品パッケージ等のデザインを行う。
2011年1月創業で社員数は現在約13人
売上高は1〜3億円と調査会社のサイトに記載あり。
主なスポンサード『江口俊介』
▼『RAID JAPAN』の特徴
商品は自身の得意&主戦場とするオカッパリアングラーに特化したアイテムを販売!
金森さんは主にハードルアー担当、岡さんはソフトルアー担当。
会社を設立し、まず一番初めにロッドの『グラディエーター』を発売。高い値段でもいいモノだと理解してくれれば、ビジネス面でもファンを作る上でも有益だという戦略から。
出す製品は納得いくまで何年も研究開発して、安易に商品をださない。羽つきノイジー系クローラーの『ダッジ』は5年の開発のすえ発売。
▼金森隆志の社長としての仕事論
社長としては会社の方針を決めることが主要な仕事
ワンマン体制というより、いいモノを作るために仲間が色んなアイデアを出して、力を合わせて作り上げてくスタイル。
こういってますが、正直社長業をしっかりはやってませんとのこと。
ちなみに採用に関しては募集ではなく、基本一本釣り的なスカウトで勧誘しているそう。
ただ、デザイン部門等は会社のHPに従業員募集のページあり。
▼2021年に3社で経営統合を発表!
株式会社デュオ、株式会社ヴァルケインと経営統合し『アトラスジャパンホールディングス』設立
2021年4月1日に三社で経営統合すると発表。新会社『アトラスジャパンホールディングス』の一員になり、国内最大規模の売上高45億円のルアーメーカーグループになる。
ただ各社は現状のまま継続する。親会社としてアトラスジャパンホールディングスを置き、その下に三社が子会社となりぶら下がる形になる。
株式は株式会社DUO(安達政弘)とRAIDJAPAN(金森隆志氏)が50%ずつ保有。
▼経営統合の理由
営業面の強化のため。レイドジャパンは発展途上の会社であり、営業・販売面に不安があったことから営業部門と流通を受け持つ会社を三者で設立することに。
▼経営統合の経緯
キッカケは2019年秋頃。デュオはレイドジャパンにとって創業時からのサプライヤー(素材等を供給する)でビジネス上・プライベートで信頼出来る関係。
その中でDUO安達社長から一緒にビジネスをしようと金森さんに相談。金森さんも賛同し、ここにDUOと関係の深いヴァルケインも一緒になり、経営統合という形に。
▼担当部門
●営業部門、物流部門、事務部門、知的財産権等担当
アトラスジャパンホールディングス
●企画・開発・広報等担当
現状どおり各社
RAID JAPANの簡単年表!
- 2011年1月会社設立
- 2011年ロッド『グラディエーター』発売
- 2012年バイブレーション『レベルバイブ』、ソフトベイト『オカエビ』発売
- 2013年スピナーベイト『レベルスピン』発売
- 2014年クランクベイト『レベルクランク』発売
- 2015年羽根物系クローラー『ダッジ』発売、ストレートワーム『ウィップクローラー』発売
- 2017年ミノー『レベルミノー』発売
- 2021年4月1日株式会社デュオ、株式会社ヴァルケイン、レイドジャパン株式会社が経営統合。新会社『アトラスジャパンホールディングス』の一員になる。
レイドジャパンが生み出した名作ルアー紹介!
オカッパリアングラーの見方、レイドジャパンが生み出した名作ルアー紹介!
レベルバイブ
オカッパリ特化型バイブレーション!
▼レベルバイブの特徴
- バイブレーションあるある。飛ばない&速巻きできない&スラッグス性能が悪い。それを全て解消。
- スローリトリーブOK!レンジキープOK!で自由自在に使える。
- その形状でウイードやゴミをかいくぐり、ハイピッチでサーチできる。
スペック |
●定価/1,760円 ●タイプ/シンキング ●サイズ/長さ54mm|重さ3/8oz(10.6g) ●人気カラー/①ピンクバックチャート ②チギル ③リアルキンクロ |
商品の評判&評価
▼長所はココ
- ただ巻きでもハイピッチでもスローに引いてもしっかり動いて、デカバスが食ってきた。
- サイズが小さいのに抜群に飛距離が稼げます。
- 冬〜春先にかけての寒冷期にはリフト&フォールでの使用も効果的でした。
▼短所はココ
- テトラなど硬いものに当てると壊れるなど、強度は弱め。
- 針の強度が弱目なので心配なら取り替えるべき。
レベルスピン
オカッパリに標準を合わせたスピナーベイト!
▼レベルスピンの特徴
- 食い気のシブいオカッパリでも通用するサイズ感でバイト確率&高飛距離を実現。
- 立ち泳ぎしてしまうスピナーベイトを水平スイム姿勢に強制。これによりスラッグス性能(引っかからない)が上がりストラクチャー周りが攻めやすい。
- オリジナルのスカート&ヘッド&ブレードにこだわり、高波動でバスに高アピール!特にスカートは本数や長さまでこだわり広がりが凄い!
スペック |
●定価/1,485円 ●ブレード/ダブルウィローリーフ ●サイズ/1/2oz(14g)|3/8oz(10.6g) ●人気カラー/①003セクシーシャッド ②004クイックシャッド ③005ホットタイガー |
商品の評判&評価
▼長所はココ
- レベルスピンの名付けてアピールしてるのは嘘ではなかった。他より水平に近めで綺麗にまっすぐ泳いでくれる。
- 根掛かり少なめで、スカートの揺れはふわふわしていい感じだった。
- 特に強風時におススメします。リトリーブする時の抵抗は軽めで、普通にレンジキープして泳いでくれる。ワイアー部分も丈夫で、多少無理して抜きあげても曲がらない。
▼短所はココ
- 他のスピナベより値段が高く、塗装も若干弱い。
- 正直Dゾーンに似てるのでないならDゾーンで十分。
ダッジ〈DODGE〉
ビッグクロウラーベイトの決定版!
▼ダッジの特徴
- 投げてて楽しいルアー!ビッグクロウラーベイトという大きさの割にフェイネス的な使い方もOK!
- 水面をバシャバシャアピールもできるが、一番は超ゆっくり引いてバスにアピールさせるやり方が最も釣れる!
- 動かすのにテクニックいらずで、羽をバタバタさせながら魚が一番好きなロールアクションもしてくれる。
スペック |
●定価/3,850円 ●サイズ/114mm・1oz(28.3g) ●人気カラー/①サンセット ②ゴッサム ③スペクター |
商品の評判&評価
▼長所はココ
- これ系のルアーは他の会社からも発売されてるけど、ロール感のある動きは一番好みでした。スロー目に引いてもキッチリロール&アピールできます。
- 泳ぎのピッチは細かくて、水面でいい感じのポコポコ音を強めにだした方が釣れる傾向だった。
- デカイサイズだけど意外と飛ぶ。
▼短所はココ
- 羽の部分はやっぱり曲がりやすい。値段が高いから躊躇する。
※HPに注意書きあり。 - 時々、泳ぎだし時に羽が開かない時がある。
オカエビ〈OKA EBI〉
岡友成の開発のエビ系ワーム
▼オカエビの特徴
- 見た目はエビそっくりで、動かし良し&ステイさせて良し。
- 中層やボトムを泳がせても、フォールで攻めてもバスに追われて逃げるエビのようになまめかしい生命感のある動きを発揮。
- その場に放置しても、ゆらゆら動くその様でバスが思わず食いついてしまう。
スペック |
●定価/935円(8個入) ●カラー/6色 ●サイズ/2.5in|3.5in ●人気カラー/①ゴーストシュリンプ ②パイルシュリンプ ③ステルスフィッシュ |
商品の評判&評価
▼長所はココ
- ノーシンカーや放置しても放置もバスが食ってきてくれる。見えバスを狙うのにピンポイントで使うのもかなり有効。
- シュリンプ系の中でも艶かしく繊細な動きはびっくり。ネコリグでのアクションがいい!
- フォール時はそれぞれの足や手が、バラバラに動いてくれるアクションが好み。
▼短所はココ
- 作りが少し雑で、もう少し綺麗なほうがいいな。軽くて飛ばない。
ウィップクローラー〈WHIPCRAWLER〉
針の刺し方で動きが2種類!
▼ウィップクローラーの特徴
- どんなリグにも対応できるストレートワーム!太さ・硬さなどベストのバランスを追求。
- フックを刺す用の場所はフラットと円形に別れてる。ネコリグ等でフラット面の方を横切るように刺せばウォブリングし、円形の方を横切るように針を刺せばロールアクションが発生。
- ワッキーリグは特にお薦め。着水直後に自らクネクネと動き、フォール時にもアピール。
スペック |
●定価/880円(10個入) ●カラー/6色 ●サイズ/5.5in ●人気カラー/①026ドバミミズ ②028ワカサギ ③001グリパンシード |
商品の評判&評価
▼長所はココ
- 何度使ってもちぎれたりすることなく丈夫。
- サイズがあるから重めなので軽めのシンカーで自然に動かすのもいい。ベイトフィネスで丁寧にネチネチとシェイキングしてたら食ってきた。
- 自分はダウンショトやネコリグで使用。ブリブリに動いてくれて普通に釣れる。
▼短所はココ
- 値段が高く、フィールドにもよるがサイズが5.5inは大きい。
ヘッドスイマー リベロ
寒い冬対作用の必須ルアー!
▼リベロの特徴
- ジグヘッド型の超小型スイムベイト。リフト&フォール、ボトムでズル引き&中層のタダ巻き。どんな使い方もOK
- 冬はむしろハードベイト。でも根がかり多発。リベロならブラシガードによって根がかりせずに、ボトムを攻められる!しっかりと捉え倒れにくいデザイン。
- ヘッドは小さくテールは巨大。それが生み出す波動でリアクションバイトを誘発。
スペック |
●定価/1,320円 ●カラー/10色 ●サイズ/5g・7g ●数量/ヘッドとワームのセット×2・スペアワーム×2 ●人気カラー/①シッコク ②ホワイトチャート ③ジューケツ |
商品の評判&評価
▼長所はココ
- 釣れないと諦めてた冬に、半信半疑で使ったら実際に結構釣れて大満足です。
- ゴミや落ち葉が多かったので、プラグが巻けないのでリベロ巻いたらつれました。
▼短所はココ
スイマセン。調べたけどのってませんでした。
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