釣具業界トップ3の会社『シマノ』
総合釣具メーカーとして長らくダイワとNo.1の座を争っています。
シマノは元々鍛冶屋から始まり明治時代にまず自転車部門に進出。1970年に釣具に進出と意外と釣具の方が後。一般の方にはほぼ知られてないと思われますが、売上高5,500億の大企業です。
実際、自転車部品は大人気で、むしろ売上比率で言えば釣具の三倍以上稼いでます。つまり釣り好きにとっては釣具の会社、自転車好きにとっては自転車の会社。
ただ日本市場での自転車関連部品の売上は微々たるものなので、シマノ=自転車というイメージが日本人には薄いのかも。。。
で、本題ですが『シマノ』の売上っていくらか、利益ぐらいなのか調べてみました。
シマノ株式会社
株式会社シマノの釣具の決算内容
シマノの総売上高は約5,500億ですが、ここでは釣具の分野に絞って記載していきたいと思います。
ちなみにシマノの自転車関連はほぼ海外。特にヨーロッパとアジアのシェアが高く、アメリカは低いです。日本の自転車関連はわずか2%ぐらいしかありません。
日本でのシマノ売上の大半は釣具関係。なので日本市場においては、自転車より釣具に力を入れていると思います。
●2021年12月期
・売上高1,023億8800万円
(前年同期比28.1%増)
・営業利益231億2000万円
(前年同期比62.1%増)
▼2021年12月期シマノ全体の連結決算
売上高5,465億1500万(44%増)
営業利益1,482億8700万円(79%増)
経常利益億1,525億6200万円(87%増)
当期純利益1,159億3700万円(82%増)
業績が好調だった理由
2022年はまだ決算が出揃ってませんので途中経過になります。
2021年の業績理由
●2021年の釣具が好調だった理由
- 世界中でコロナにより、ソーシャルディスタンスを保てる釣りが人気になったこと。
- 天候にも恵まれたため、コロナが収まり初めた頃には人が消費行動にでたこと。
- ソルトルアー関連商品を中心に販売が好調に推移。
- 海外市場の売上高の増加。北米・欧州・豪州・中国とも安定した天候と需要で販売が好調。特に中国で高価格帯製品の販売が好調だった。
2022年の業績理由
●2022年の釣具が好調だった理由
- 世界的に釣りブームが落ち着き始めてる。
- 日本ではファミリー・初心者向けの需要が弱くなり、中・高価格帯商品が好調。
- 北米ではソルト系の販売が好調。欧州・豪州・台湾・中国も販売好調。
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